写真家 佐藤振一さん来訪

みなさま、こんにちは。


週末に、インテリア/建築写真家の
佐藤振一さん(http://www.satoshinichi.com/#/top/312
がアパに撮影に来られました。



普段の仕事とは別に、ライフワークとして有機的な人や時間の動きが
ある都市の日常風景を撮られており、今回は人というより鳥のための
写真を撮り下ろしに来てくれました。




曰く「都市風景も、建築も、そこに有る、生命の動きを感じられる
写真をとれてこそ価値になる」とのことで、はじめは展覧会時に
人が来訪し動き廻っている風景を押さえようという話でしたが、
先週ロケハンに来て、鳥と空間の対比を面白がって頂き、急遽
展覧会時間を外した撮影となりました。


アングルを決めカメラを固定してから、待つ事、待つ事、
鳥は自由自在に動くし、佐藤さんも自分好みのポイントが
外れていれば、シャッターは切らないしで、なかなか撮影は進みません。


しかし、その光景をむしろ楽しんでいる佐藤さん。

「デジカメ主流になってプロでさえ、なかなかカメラを構えて「待つ」ことが
できなくなっている。雑誌の仕事なんかは、どんどんスピード重視になっていて、
この弓矢を構えて空気を感じているような感覚はなかなか味わえない。」


とのこと。もっともです。

この都会の中に突然生じた田舎の庭先のような光景は、動いている空気が
静かで、「待つ」と、自分が自然とシンクロしている感覚をもちえます。


途中、ランチを皆で食し、狩野さんと佐藤さんのアーティストトークを挟み、
結局終わってみると、4時間の撮影時間で3カットの成果でした。(笑)


この写真の仕上がり、どんなことになっているのでしょう!
翌日から佐藤さんが海外撮影に出てしまったので、出来上がりは
少し先になりますが、必ずアップしますので、乞うご期待ください!!


オンデザイン
ニシダ