42日目(9月19日、退去まであと1日)

みなさま、こんにちは。

今日は、
知り合い(長谷川豪建築設計事務所の所員さんたち)がきました。
長谷川さんもいらっしゃる予定でしたが、急用で来れずとのことです。

所員さんはみな、私と同世代、かつ長谷川さんと西田は多分同い年?ということで、
「すごく理解できる。いいねぇ」という率直な感想から、発展して、いろいろ話をすることができました。

「これくらいラフに作れたらすごく楽しい」
『ラフなものを、まぁこれもありかな、と思われるようにするお膳立てがちょー大変だった。
 できるまで不安だった。けど、この近所だからできた』
「ビニルカーテンとか、ふつーむりだけど、なんか妙にすんなり受け入れられる」
『サッシついたら台無しかと思って。あと予算的にも到底きびしかったし。』
「来るときタクシーで来たけど、途中坂がすごくて、それを体感してからここにつくと、
 妙にこの外形が自然に感じれる気がする」
『敷地が谷地だから、1階をその谷底の吹き抜けにして、2階を向かいのよう壁とアイレベルがそろうよーにしてる』
「実際にここに来るまでは、なんで3角なんだろうとか思ってたけど、
 きてみると、まぁそうか3角でいいな、って思う」
『バンクアートの展示の時は、なんで3角なんですか?ってすごい聞かれたけど、
 内覧会の時は、あんまり聞かれなかった。
 木造だから、構造的に有利とか、材の寸法抑えられるとか、ほんとはちゃんと理由あるんだけど、
 体験的にも納得できるってことかなと勝手に思ってる。』
「実際にきた方がよさがわかる。外と内の照度が同じくらいだから、ほんとに境界がなく感じる。
 でも、ビニルカーテンしめると音の響きが変わるから、部屋っぽい」
長くいると蚊にさされます↓

印象的だったのは、
アパの1階が、半外部だけど床暖房が入っていることを、
西沢さんの「HOUSE A」(個人的には西沢さんの作品で一番好きです)のモルタルの床、
坂本さんの「雲野流山の家」(個人的には坂本さんの作品の中で一番好きです)のコンクリート平板の床、には
それぞれ床暖房が入っていることと比較して、
「ラフさの中でも、ちゃんとケアしてると、それだけで納得度が増す。アメとムチのバランスがいい」
という話がでたことです。
アパをみて、「スカイハウス」「森山邸」の名前をあげて下さる方は結構いるのですが、
今日出た2つの名前は、個人的には、よりぐっと納得できます。

おんでざいん なかがわ