33日目(9月10日、退去まであと10日)

みなさま、こんにちは。
午後イチに
アパの構造を担当して下さった坂根構造デザインの坂根さん、建築家の山縣洋さんと所員さん2名、鹿内健建築事務所の鹿内さんが内覧にいらっしゃいました。
坂根さん「スケール感がすごくよい。代表作になると思う」
山縣さん「こういう建物をはじめてみた。近所の切り取り方がおもしろい」
所員さん「担当、大変そうですね」
鹿内さん「1階の3角形の部分と2階の小屋部分の構造形式を変えてもよかったのかもね、どうだろう」
貴重なご高評いただきました。

その後、入居希望者の方(早々に手を挙げていただいた、有力候補な方)が、2組内覧にいらっしゃいました。

さて、アパは全体の熱源として東京ガスの新製品、エネファーム(家庭用燃料電池)を採用しています。
  燃料電池は、「水の電気分解」と逆の原理で発電するシステムで、
  水の電気分解は、水に外部からの電気を通して水素と酸素に分解しますが、
  燃料電池は逆に、水素と酸素を化学反応させて電気をつくります。
  つまり、都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させることで発電。
  その時に発生する熱を利用して同時にお湯を作ります。作られた電気は家のどこでも使うことができます。
というわけで、アパでは、みんなでお湯を使う(主に2階の各部屋でお風呂に入る)時に発生する電気によって、
1階など共用部の電気をまかなおうという設備計画になっています。

その関係もあり、アパの家賃形態は変わっています。
2階の各部屋の家賃→6万円
共益費      →1.8万円
その共益費には、燃料電池に関わる光熱費(水道、ガス、1階など共用部の電気)、無線LAN(1回線で全体まかなえるため)、1階の家具の維持費が含まれており、
燃料電池に関わらない、2階各部屋の電気代のみ個人契約=個人払いということになっています。

写真は、建物裏にある燃料電池ユニット(奥)と貯湯ユニット(手前)↓

共用倉庫にある床暖房リモコン(左)とエネファームリモコン(右)。写真ではわかりにくいですが、随時発電量が表示されています↓

おんでざいん なかがわ