34日目(9月11日、退去まであと9日)

みなさま、こんにちは。
はじめに言っておきますが、今日のブログはちょーながいです。

早朝、tvkテレビ神奈川)の取材の方がいらっしゃいました。
10月7日のお昼の番組に出していただくそうです。
衝撃的なことに、番組は生放送とのことで、今日撮影した映像に加え、
当日スタジオにもお伺いしていくつかお話をするそうです。

撮影風景1↓

撮影風景2↓

撮影風景3↓ 丸山さんは、展示全景が見えるように階段と踊り場を使っての撮影でした。

事務所の代表って大変だなと他人事のようにおもいながら、撮影をみまもりました。
ちなみに、来週月曜日の毎日新聞の夕刊にアパが載るそうです。
五十嵐太郎さんが月イチで書いていらっしゃる建築評です)

インタビュー以外の撮影を待っている間、丸山さんと真面目な話をはじめて(失礼)しました。
以下、丸山さん=現代アート(主に立体)作家の本音(だとおもう)です。
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中)展示の会場として、この1階ってどうなんですかね
丸)普段展示をするいわゆるホワイトキューブに比べて、
  会場自体が動くし(風がふいたり、光がうごいたり、天気の影響も受ける)、やっぱり空間自体が強いから、
  人にもよると思うけど、自分の作品の純度を求める場合は難しいかも。
中)しんどい?
丸)白いっていっても、壁の色にムラがあったり、段々になっていたりするから、
  気になり出したら、すごく気になる人はいると思う。
  でも、階段からみれるっていうのはいいよね。
中)階段が4本もあって、それぞれから見れるのはすごくおもしろいよね。
  地面に立って一個ずつの展示みるのと、上から鳥瞰的に見るのとだと印象が全然違って、
  自分が見てた展示の全体像を確認できたりするし。
丸)それもあって、卍の配置を考えてみたんだけど。
  中心があるようでない広場に、わざと中心性のある配置。
  この建物はじめて見たときに、すごく動的だと思ったの。生き物みたいだなって。
  実際は動かないんだけど、三角形とそのまわりをぐるっと巻いてる階段が、風車みたいに見えた。
  特にその階段を人が登っていったりすると、もうすごく動的(笑)
中)それはなんか、いわれてはじめてそう見えてきたけど、たしかにそうかも。
  そこに置かれたこの展示は、卍の中心から展示へ、展示から階段へって回転しながら広がっていくような雰囲気でてる
丸)今後なんの展示をやるとか予定あるの?
中)いま特にこれって決まってる訳じゃないんだけど、
  年4回くらい本格的な展示ができたらいいなという話をお施主さんともこないだしてて。何がいいと思う?
丸)短期で、動くような展示やったらすごいおもしろいとおもうんだよね。
中)動くって?人が?
丸)うん。演劇とか、パフォーマンスとか、階段を使ってできたらすごいいいとおもう。
  それか、照明の展示とかもいいと思うよ。光。
中)演劇は絶対いいと思ってたけど、光ねぇ。それは気付かなかった。いいねぇ。
  あと服飾系の人がファッションショー的なこととかやってくれないかな、と。
丸)運営するの、おもしろそうだよね。
  ここにいると、これもやりたい、あれもできるかもってどんどんアイデアでてくるもんね。
  入居者からもいっぱい出てきそうじゃない?
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そう、大変に違いないけど、運営こそ、すごくおもしろいだろうから、そわそわしてます。
アパの可能性を実際に実現して、実現したという事実を発表することに、わくわくします。

そして、夜は、ブログ準レギュラー、写真家の鳥村さんが丸山さんの展示を撮影しにいらっしゃいました。
18時半から深夜1時半にまで及ぶ猛烈な撮影の後、「来週退去ですよね?パーティーとかやらないの?」と鳥村さん。
お忙しい方なのに、ほんと準レギュラーです。
写真は丸山さん&鳥村さん、ガチンコ相談中の模様↓

おんでざいん なかがわ