日常をかえる(10月12日)

最近、設計活動をやっていてたまに思う事ですが、
「実感」という言葉がデザインキーワードになるケースがあります。

実感をもつ、実感する、実感がともなった。。。。

用法は様々で、内容はほぼ同じですが、要約すると「自分事」と
して捉えることができることを指します。

いまの時代、想像力や引用やCGではない、なまの言葉で伝えること
に価値や事象を求めていることが多いのでしょうか。


最近僕の知人が面白いことを言っていました、曰く
実感を育む一番の手法が、日常をかえることだと。


入学、就職、結婚、出産、転職など大きな変化はもとより、
新しい仕事、新しい発見などで心が動いたら、その都度
意識的に小さく日常をかえ、その実感を生活に取り込むと、
新たなデザインの種に出会える瞬間が増えるとのことです。


たしかに今回ヨコハマアパートメントに住み、設計側としてでなく
生活者として時間を建物と重ねてみる試みは、僕自身の日常を変え
実感をもった言葉を蓄えています。


オンデザインニシダ