多様な集合と広場(10月13日)

この建物の1階は、広場のような空間ですが
あまり中心性は感じないです。


凄い大きい開口が4周に開いていることも
一因ですが、何よりそこから出たり入ったりしている
人や動物の動きが、中心性をもっておらず、例えるなら
思い思いの方向に向いた矢印が集合した状態と言えるでしょうか。


それと同じことが、住人の日常にもいえます。
ここでは毎日、4組の日常生活が交錯し、その生き方ベクトルの
違いが、常に自分に刺激と気付きを与えてくれ、その都度小さな
触発がおこります。


決して同じ仕事や同じゴールのもとに集まっている
訳ではないのですが、それゆえ活動の価値軸や、時間軸の違いがあり
その違いを発見すればするほど、偶然の出会いを楽しむようなります。


多様な集合と広場の共有が生んだ新しい価値と思います。

(photo by koichi Torimura)
オンデザインニシダ