外から見た暮らしぶり

オンデザインのやないです。
今日はカーサブルータスさんによる取材が行われました。



朝から住人のみなさまにもおいでいただき(というかそのまま居ていただき)
アパでの生活風景が取材されました。


建築自体や、都市との関わり方に興味を持ってくださることが多い中
今回は4組の暮らし方にも興味を持っていただいたようで
新しいアパの一面が見えたような気がしました。


このような機会に時々アパにお邪魔して住人の方に会うと
みなさんがとっても自然に暮らしているのでびっくりすることがあります。


当初この建物が建ったときは
住人同士のコミュニケーションは机上の空論になりうるのではないかとか、
住んでいる人は、本当は使いたくないのに多少無理をして共用部を使うのではないか
と少々不安に思っていたのですが。


でも、この4組を見ていると本当に自然に
共用部のキッチンを使ってコーヒーをふるまっていたり
お客さんを招いていたり
仕事をしていたり
ねこちゃんと遊んでいたり
しています。


さらにうれしいことには
帰って来てアパに誰かがいるとほっとすると
みなさんが口を揃えておっしゃっていました。
むしろ電気が消えていると
みんなが帰って来ていないことに寂しさをおぼえるとか。


確かに今日のみなさんの雰囲気を見ていると
仲のいい大きな家族のようでした。


コミュニティーを若干疑っていた私にとっては
こんなびっくりしたことはなく、そして
この建物に関わっている設計事務所のスタッフとしては
こんなにうれしいことはないと強く感じています。

オンデザイン やない