名護市庁舎から考える。

みなさん、こんにちは。


辻君がアパに滞在し、放浪記を綴ってくれた1週間
お休みしていたニシダです。


先日、知人の結婚式で沖縄に行ったついでに
名護市庁舎に寄ってきました。




以前から是非行きたいと思いつつもなかなか
機会が無く、本で写真を見ては想像を膨らませて
ましたが、実際に現地で見るとその半外部のテラス
(アサギテラス)の迫力に圧倒されます。

「風の道」という内部の環境装置(自然通風)も有名ですが、
やはり気候風土にあった、パーゴラをもったテラスの快適性は
常にエアコンに慣れた室内気候を信奉し、なまってしまった
現代人の肌感覚を建築が刺激します。


アパに住み、広場を持つ生活を行うと、24時間365日、
常に空調が効く性能設計を計画が担保しないことで
生まれる自由さに、自覚的になります。


「風の道」はサミットにあわせ、エアコン導入したことで
ニュースになりましたが、このアサギテラスのふるまいこそ
維持管理費で運営を圧迫している多くの施設で、現在、再考
される存在だと思います。

オンデザイン
ニシダ