新しい日(4月1日)
みなさん、こんにちは。
今日は4月1日ということもあり、朝からラジオで
新入生、新入社員などの門出にまつわるニュースが
流れています。
ふと先日の展覧会のトークゲストで来られた
assistantの2人と話した気配の感覚について思い出しました。
曰く、「たとえば通常の集合住宅の写真では、"私物"といわれる、
誰かがなんらかの理由で買ってるものは排除されることが多いです。
しかし今ここの写真だったらパソコンが置いてあったり、野菜が置いてたり、
狩野さんの所有物がドサッて映ってて、それがライブな感じだと思うんです。
写真にのせていくときの、人が映ってないけど気配が感じられるというとき、
気配というのは、その人の痕跡や行為の後の積み重ねなんじゃないかなって。」
展覧会のトーク内容の引用ですが、オンデザインが最近ブログや
模型で表現していることは、まさに書き手や使い手の「気配」です。
アパに生活していて、常々感じることですが、帰って来て広場に
誰もいなくても、決して寂しい感じがないです。
これは、ひとえに僕以外の生活者、使用者たちの痕跡が空間の
あちらこちらに残っているからなのではないかと思います。
今日4月1日は、暦の変り目で、気分一新の時期ですが、アパの広場は
昨日までの気配を感じさせつつ、使い手の人を迎えています。
オンデザイン
ニシダ